December 19, 2016

あたたかい気持ちになれるホリデー・シーズンにお勧めの映画

日本にいる頃から大の映画好き。夢や希望を持てたり、前向きに考えられたり、ただひたすら爆笑の90分で頭をクリーンにリセットできたり。誰にでも人生のある時期に出会えて本当に良かった映画ってありますよね。
趣味を仕事にということで、人様に映画を勧める「映画のパーソナル・アシスタント」なんて仕事があればいいのに! と妄想しています。
「失恋したばかりの人にはこれ」「人生の岐路で右か左か迷ってる人には、はいこれこれ」「仕事で大成功した反面、いつも虚無感を抱えている人にはこれどうぞ」てなおせっかいな仕事です。

さて、サンディエゴもだんだん寒くなってきて、先週は雨も降りました。こういう寒~いホリデー・シーズンにあたたかい気持ちになれる映画をご紹介。

あなたが寝てる間に(While You were Sleeping) 1995年
家族のいない一人ぼっちのシングル・ウーマンが、事故と第三者の勘違いから憧れていた男性のフィアンセと誤解され、彼の家族との温かい交流が始まっていくお話。舞台はホリデー・シーズンの雪降るシカゴ。
とにかくサンドラ・ブロックがけな気でかわいい! 出てくる人の90%がみんな善い人で、ほっこりします。彼女の出世作「スピード」の翌年に公開されました。





シザー・ハンズ(Edward Scissorhands) 1990年
「Batman」のティム・バートン監督のファンタジーの世界。両手がハサミという人造人間エドワードと閑静な住宅地に住む人々との交流・トラブルを描いた作品。エドワードと人間キム(ウイノナ・ライダー)に芽生えた愛が、その後毎年クリスマスに雪を降らすという奇跡を起こしていきます。
もう四半世紀以上前の作品なんですね。顔白塗りでシザー・ハンズを演じてるのはなんとジョニー・デップ。恋人同士を演じた二人は婚約したけれど、その3年後に婚約破棄。現実は映画のようにうまくいかないものですね・・・。




ラブ・アクチュアリー(Love Actually) 2003年
ホリデー・シーズンで浮き足立つ19人の男女の色とりどりの恋模様を描いた群像劇。ロンドン舞台、米英合作ということで、ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、エマ・トンプソン、キーラ・ナイトレイ、そしてMr.Beanことローワン・アトキンソンなど、イギリス人人気俳優が豪華にキャスティングされています。
監督・脚本は「ノッティングヒルの恋人」「ブリジッド・ジョーンズの日記」の脚本家リチャード・カーティスで、彼の過去作品同様、とってもコミカルです。
ヒュー・グラントが英国首相てとこがちょっとリアリティに欠けますが、これもご愛嬌ということで。特にいい味出してたのは、クリスマス・ソングでカムバックを狙うシニア・ロッカー(内田裕也さんみたいな存在?)役のビル・ナイ。
アメリカの観客はリアクションが大きいので、上映中何度も大笑いが起きてました。
2004年にイギリスでもっとも多くレンタルされたDVD。





●ホリデー (The Holiday) 2006年
ロサンゼルスとロンドンに住む二人の女性がホリデーシーズンにお互いの家を2週間交換する”ホーム・エクスチェンジ”をする間に、それぞれ運命的な出会いをするロマンティック・コメディ。出演はキャメロン・ディアス、ケイト・ウインスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック。
女性は二人とも失礼したばかりなんだけど、環境を変えた途端にちゃんと恋が始まっていくんですね。ほんと「映画みたい」な展開ですが、こんな豪華キャストだと妄想も楽しいですね。失礼したばかりの人に特にお勧め。ダスティ・ホフマンがカメオ出演しています。








以上、楽しんでいただけると嬉しいです。
「ホリデー」の女性監督ナンシー・マイヤー曰く、「冬のホリデー・シーズンの物語にしたのは、ラブストーリーは”寒い”設定でないといけないと思うから」。
やはり寒い時期は、大切な誰かと寄り添いたくなるものですよね。