January 31, 2017

イツァーク・パールマン氏の叙情的な演奏

サンディエゴのコンサートでイツァーク・パールマン氏が演奏された曲を紹介します。
2010年にサンチャゴ(チリ)やプラハ(チェコ)で演奏された時のものです。世界中から演奏のオファーが殺到していますね。

映画「ニュー・シネマ・パラダイス」のテーマ



日本にもファンの多い名作「ニューシネマ・パラダイス」、作曲は映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネです。
サンディエゴのコンサート席は二階席の正面・前から3列目という最高の席でしたが、さすがに演奏者の細かい表情までは見えませんでした。映像では、曲に寄り添って叙情的に演奏されているのが良くわかりますね。
(2010年11月、チリのサンチャゴでの演奏)


映画「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」
“Por Una Cabeza” 


2010年11月、チェコのプラハでの演奏


映画「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」の
タンゴ・シーン




"Por Una Cabeza"(ポル・ウナ・カベサ)といえば、やはりこのタンゴを踊るシーン。盲目の退役軍人役を演じたアル・パチーノは、瞳を全く動かしていませんね。この映画で見事、1993年の「アカデミー賞・主演男優賞」を受賞しました。
"Por Una Cabeza" は、アルゼンチンの歌手/作曲家のカルロス・ガルデルが1935年に作曲し、その後クラシック風、タンゴ調など、いろいろアレンジがされてきました。
スペイン語 "Por Una Cabeza"は、競馬用語で「首ひとつの差で」。


映画「シンドラーのリスト」のテーマ



パールマン氏は、映画「シンドラーのリスト」(1993年製作、監督:スティーブン・スピルバーグ)のために、このテーマ曲などのソロ演奏をされています。

*サンディエゴ公演では、オーケストラ後ろの巨大スクリーンはありませんでした。

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何度も来日公演を開催し、サントリーホールをはじめ各会場で「満員御礼」のパールマン氏。お寿司や天ぷらなどが好物で、公演時に日本食を食べることを楽しみにしてくれているそうです。「ミシュランガイド」で三つ星を獲得した「すきやばし次郎」でも食事されています。

オーナーの小野次郎さんとパールマン氏

ちなみに、ここはオバマ大統領と安倍首相も訪れています。日本が誇れる名店中の名店です。


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今回のサンディエゴ公演ですが、「コンサート後にバックステージでパールマン氏に会いたいですか?」という夢のようなオファーが。
「もちろん!」と二つ返事で。私たちグループ6名は喜んでバックステージを訪問し、パールマン氏にご挨拶しサインもいただきました。


何も用意してなかったので、プログラムにサインを。
恐縮です

お疲れのところ申し訳なかったですが、パールマン氏とお話する機会を持てて私たちはみな夢見心地でした。益々のご活躍を!


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January 29, 2017

イツァーク・パールマン ( Itzhak Perlman) 氏のバイオリン・コンサート

先週の土曜日に、世界的なヴァイオリニスト、イツァーク・パールマン氏のコンサートを聴く機会に恵まれました



パールマン氏は日本でも何度も来日公演をしてみえるので、ご存知の方も多いかと思います。パールマン氏は1945年8月生まれの現在71歳、イスラエルのテルアビブ生まれ。おもちゃのヴァイオリンを弾き始めたのが3歳の時。4歳でポリオにかかり下半身麻痺になってしまいますが、その後もヴァイオリニストになる夢をあきらめず、10歳で最初のコンサートを開きます。13歳の時渡米し、アメリカの人気テレビ番組「エド・サリバン・ショー」の「タレント・コンクール」に応募・出演して大絶賛を浴び、アメリカ移住を決めました。17歳でカーネギー・ホール・デビュー、19歳で国際コンクールで優勝し、アメリカのメジャー・オーケストラから共演以来が殺到。また、グラミー賞、エミー賞なども何度も受賞して、2015年にはオバマ大統領から「大統領自由勲章」を授与されました。日本初来日公演は1974年。

コンサートは、サンディエゴ・シンフォニー・オーケストラとの共演で、ダウンタウンのCopley Symphony Hall で行われました。ロビーに着くと溢れんばかりの紳士・淑女が歓談していて、クラシック音楽やオペラのコンサート会場が持つあの独特の華やいだ雰囲気が充満していました。レストルームから廊下には30メートルほどの列が! それもそのはずで、2,200以上の客席は満席でした。

エジプシャン様式のシーリングがひときわ目を引くロビー

2200以上のシートを持つオーディエンス席

コンサート前に音チェック中のシンフォニー団員


現在ウエストコースト・ツアー真っ最中のパールマン氏、1月はアリゾナ州、北カリフォルニア、その後パームスプリングス、サンディエゴ、コスタメサ、サンタバーバラ、ロサンゼルスという具合に、ご高齢にもかかわらず連日コンサートと移動スケジュールをこなされています。

コンサートのプログラムですが、今回のツアーではほとんどの会場でこちらの3曲を演奏されています。

- Beethoven: Sonata for Violin and Piano in F Major, No. 5, Op. 24 “Spring”(ベートーヴェン: バイオリン・ソナタ 第5番 へ長調 Op.24 「春」)
- Schumann: Fantasistücke for Violin and Piano(シューマン:幻想小曲集)
- Stravinsky: Suite Italienne for Violin and Piano(ストラヴィンスキー:イタリア組曲)


ですが、サンディエゴだけはプログラムが異なり、コンサート・タイトルは「Bernstein, Pearlman, Hollywood」で、第一部は、サンディエゴ・シンフォニーによる"Symphonic Suite From On the Waterfront"(映画「波止場」からの交響組曲)の演奏。
*映画「波止場」の音楽は、世界的な作曲家で指揮者のレナード・バーンスタイン氏が作曲されました。

第2部でパールマン氏が登場し、下記の映画のテーマ曲や挿入曲を演奏されました。

“As Time Goes By” from Casablanca 「カサブランカ」
Love Theme from Cinema Paradiso  「ニューシネマ・パラダイス」

Theme from Far and Away 「遥かなる大地へ」
Out of Africa: Main Title 「愛と哀しみの果て」
“Marian & Robin” Love Theme from The Adventures of Robin Hood 「ロビンフッドの冒険」
Theme from Sabrina「サブリナ」
Theme from Schindler’s List 「シンドラーのリスト」
Tango from Scent of a Woman (“Por Una Cabeza”) 「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」



パールマン氏は、スピーディーな電動カートで登場し、それから、松葉杖を使ってソリストの椅子に移動します。ソリストの演台はステージから20センチくらいの高さがあり、少し移動に時間がかかりますが、氏は誰の手も借りません。オーディエンスはその一連の動きを見守るわけで、冒頭から人としての温かい感情がふつふつとわいてきます。と同時に、パールマン氏とオーディエンスの距離感がぐっと近くなった気がします。
着席すると、コンダクターがパールマン氏にヴァイオリンと弓を渡します。それから、パールマン氏がごそごそと何か探す仕草を見せ、「はい、これは君にね」という感じで、
指揮棒を若いコンダクターに渡すところで、会場からドッと笑いが起こります。

そして、有名な「カサブランカ」の "As Time Goes" から始まって、至上の演奏が1曲終わるごとにオーディエンスは惜しみない拍手で応えます。
「シンドラーのリスト」のテーマ曲の演奏が始まると、ヴァイオリンの美しい音色、パールマン氏のバックグラウンド、映画のシーンなどいろんなことが頭の中を駆け巡り、ハンカチが必要な状況に。斜め後の席からも鼻水をすする音が聴こえてきます。
ラストは「セント・オブ・ウーマン」の軽快なリズムのタンゴ “Por Una Cabeza”で、盲目の退役軍人を演じたアル・パチーノがタンゴを踊るシーンが浮かんできて、聴きほれているうちに終わってしまいました。

観客はすぐスタンディング・オベーションと盛大な拍手で演奏者を称え、パールマン氏は電動カートでサーと舞台袖へ。それでも拍手が止まず、氏はステージに戻って一礼され、また舞台袖へ。拍手が全然止まないので、結局3度もステージに戻ってきてくれました。演奏者、オーディエンス、会場環境、この3つがすべて揃った最高のコンサートでした。
パールマン氏は、現存する世界最高峰のヴァイオリニストの一人だと言われていますが、と同時に、音楽の素晴らしさを伝えるために存在する”特別な”音楽家なのでしょう。パールマン氏のコンサートを聴けた幸運に感謝です。

このコンサートが開催されたのは1月21日の土曜日、「大統領就任式」の翌日でした。奇しくも8年前の「オバマ大統領の就任式」では、パールマン氏はヨーヨー・マさん(チェロ)、アンソニー・マクギルさん(クラリネット)、ガブリエラ・モンテーロさん(ピアノ)と共に、19世紀の賛美歌「Air and Simple Gifts」を演奏されました。


このメンバー構成は、ジューイッシュ系アメリカ人、中国系アメリカ人、アフリカ系アメリカ人、そして写真には写ってないですが、ガブリエラさんは南米ベネズエラ出身で、アメリカの多様性を物語っています。移民が集まって成り立ってきた国、それがアメリカなわけで、新大統領が「外国人・移民排斥」を訴え続けて大統領選挙に勝利したことは非常に残念に思います。


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January 26, 2017

虹のサンディエゴ

先週の金曜(20日)から昨日まで、南カリフォルニアはストームに襲われていました。強風で大木が倒れ、水はけの悪い道路には水が溜まり、あちこちで通行止めも起こりました。
昨日も朝は雨だったのですが、ふと外を見るといつの間にか虹が出てました。なんてきれい! この美しい自然現象とこの街に住めることに改めて感謝です。


時々ここからチラチラと人間や犬や鳥の生活を眺めているシーガル

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January 19, 2017

今アメリカで一番高い家はこちら、285億円!



アメリカで一番高い家がマーケットに出ました。なんと、$250 million! 今日のレートで計算してみたら、285億円。何をどうしたらこんなに高値が付くのでしょう?

この大豪邸は、カリフォルニア州の高級住宅街 Bel Air(ベル・エア)の丘の上からロサンゼルスの街を見下ろせるロケーションにあり、床面積は1068坪、12 ベッドルーム、21バスルーム、3キッチン、6バー、マッサージ&スパ、フィットネス・センター、2ワイン&シャンパン・セラー、25メーターのインフィニティ・プール(プールの外縁を水で覆い、外縁がないように見えるプール)などがありますが、300人以上のワーカーが4年以上働いて作られたそうです。

この家には家具やインテリア、その他もろもろ付いてきます。総額$30 million のスーパー・カーや超レアものアンティーク・カーが合わせて12台(車も付いてくるんです)、総額$1 million の彫刻や絵画もあり、4レーンのボーリング・ラウンジの壁にはゴールドのボーリングピンが飾られ、カスタムメイドのガラスの卓球台、$12,000のガラス製ビリヤード・テーブル、$1 millionのライカのレプリカ、30 フィートのTVモニターなど、贅の限りが尽くされています。
また、この家を購入すると、シェフ、運転手さん、マッサージ・セラピストなどフルタイム・ワーカーが7人、2年間付いてきますが、これも家の代金に含まれています。

「ここに住んだら、誰も"Bad day"なんてないよ」とは、この家を建てた有名なデベロッパーさんの言葉。う~ん、それはそうなんでしょうけど、こんな大豪邸に住まなくとも、もっともっと小さいことで毎日どこかの瞬間でHappinessを感じられますよね、庶民は。


こちらのページに2分の大豪邸紹介ビデオがあり、レポーターもたまげています。


いったいどういう方がこの家を買うんでしょうか? ちょうど3日ほど前に「8人のスーパー・リッチが、世界の人口の下から半分にあたる36億人と同等の資産を持っている」と、貧困撲滅に取り組む国際NGOの報告書が話題になっていましたが、格差社会はどんどん進んでいますね。

明後日はとうとう大統領就任式ですが、リーダーが変わればこの国の経済格差も変わっていくのでしょうか?

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January 16, 2017

映画「Nocturnal Animals(ノクタ-ナル・アニマルズ)」感想



この記事の最後の方に書いた「Nocturnal Animals」、元旦に観てきました。
この映画は、1993年に出版されたAustin Wright の小説「Tony and Susan (ミスティック原稿)」が原作になっています。*"nocturnal animal"は夜行性動物の意。

<ネタバレなし>

<ストーリー>
アートギャラリーのオーナーで裕福な生活をおくるスーザンですが、不貞を働いている夫との夫婦仲は冷え切っています。ある日突然、20年前に別れた元夫エドワードから小説の原稿 "Nocturnal Animals" が届きます。映画では、スーザンがそれを読む進めていく「小説の世界」と「現実」が交互に出てきます。
「小説の世界」では、主人公トニーが妻娘とテキサスを旅行中に、地元のギャングに襲われ、二人をさらわれてしまいます。自身も怪我を追いながらも、地元の警察官と必死に二人を探し始めますが・・・。

<監督>トム・フォード
<キャスト>
エイミー・アダムス:スーザン
ジェイク・ギレンホール:エドワード/トニー
マイケル・シャノン:ボビー(警察官)
アーロン・テイラー=ジョンソン:レイ(ギャング)
ローラ・リニー:スーザンの母親
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この映画、冒頭の美醜シーンでまず居を衝かれます。ファッション・デザイナーでもあるトム・フォード監督の美意識てものは、人並み外れてるのでしょうね。

きれいで明るく華のあるエイミー・アダムスですが、この映画の間中、一度も笑顔がなく終始暗く不安を抱え、そのうち不眠症になるのでますます不健康そうに見えます。
原作では、スーザンは「英語教授」という設定でしたが、トム・フォードは「ギャラリーのオーナー」に設定を変えたので、彼女のファッション、住んでいる部屋や家具、職場、どれもこれもハイセンスで素敵でした。やはり職業柄、野暮ったいスーツとか着せたくなかったんでしょうね、監督。



主演の二人以外では、末期の肺がんを患う定年前の警察官を演じたマイケル・シャノンが印象的でした。肺がんなのに煙草スパスパ、テキサス訛りで遠慮のないしゃべり。とてもbelievable(演技ではなく本物だと信じてしまう)でした。これで助演男優賞にノミネートされるかも、と思ったほどです。

ちょっと水道橋博士に似てますね

ところが、ゴールデングローブ賞で助演男優賞にノミネートされたのは、ギャングのレイを演じたアーロン・テイラー=ジョンソンで、びっくりしました。というのは、この役は映画を見た人が「嫌悪感」しか抱かないろくでなし。でも、これほど観てる者に「嫌悪感」を持たせるということは、彼の演技がやはりbelievableだったわけですね。*アーロン自身もこの役を受けるかすごく迷ったそうです。
そして、アーロンは助演男優賞を受賞しました。下馬評では、"Moonlight"のMahershala Ali が有力だったので、周囲も驚いてましたね。この時初めて彼がイギリス人だと知りました。映画ではテキサス訛りの米語をナチュラルに話してたんです。俳優さんてほんとすごい!

暴力的で汚くて、悪役の中の悪役!

みごとゴールデングローブ賞を受賞。若干26歳

個人的に好きな演技派女優ローラ・リニー。実年齢はエイミー・アダムスと10歳しか違わないんですが、いかにもマンハッタンのUpper-East Sideにいそうなスノッビーな母親役を好演してました。



全体的に暗く、暴力的な部分もあり、元旦に見るにはふさわしくない映画でしたけど、スリリングなストーリーも演技力も最高で、何より「どうして小説を送りつけてきたんだろう?」「この小説のストーリーの意味は?」などいろいろ想像をめぐらし、非常に頭を使う映画でした。

ヴィネツィア映画祭でのTeam "Nocturnal Animals"。左から、Jake Gyllenhaal, Robert Salerno (Producer), Aaron Taylor Johnson, Amy Adams, Tom Ford (Director), Ellie Bamber

エイミー・アダムスのローズ・ゴールドのドレスとジェイク・ギレンホールのダブルのスーツは、"TOM FORD"。監督にハレの日の衣装までデザイナーしてもらえるのは、この映画にキャストされた特権ですね。 

アカデミー賞のノミネート発表は1月24日ですが、さて賞レースには食い込んでいるでしょうか? 日本公開はまだ未定ですが、ぜひ公開されますように。


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January 15, 2017

続・エステートセール・レポート

昨日エステート・セールについて紹介しましたが、その続報です。
夫が「昨日見たものの中で1つ買いたいものがある」というので、今日(日曜)も朝から行って来ました。それというのが、これです。



100年以上前の井戸用ポンプなんですが、これを使ってコート・ヤード(中庭)をファームぽくするイメージが沸いたそうな。そのプロジェクト、ちゃんと完了しますように(笑)。プライス・タグは、$68でした。

普通エステート・セールは週末に行われ、"Everything Must Go!"  最終日の今日は全部半額にプライスダウンされたのでお客さんもどんどんお買い上げ、家具も即運び出されていくので、家の中はすっきりしつつありました。

このお宅、実にたくさんの”時代”を感じさせるものがありました。
売り物ではないですが、こちらはキッチンのキャビネットです。ドアにはオーナーが宿泊された世界中のホテルのロゴが貼り付けてありました。よく見るとハサミで切った跡が! きっとホテルの紙袋やパンフレットから、ひとつひとつていねいにロゴを切り取られたのでしょうね。
ご本人達にとっては思い出の品々も、他人にとっては全く価値がないわけで、このお家の場合も新オーナーがキャビネットごと取り外してしまうでしょう。寂しいものがありますが、仕方のないことですね。





箱根の「富士屋ホテル」にも宿泊されたんですね

若き日のケネディ元大統領の生写真

ロシアの弦楽器バラライカ($125)、アフリカや中東の民族衣装、
アナログ・チューブ・ラジオ($45)、スチーマー・トランク($35)

グラナイト製カウンタートップのコロニアル調
洗面台までfor Sale ($250)

何が出てくるかわからないエステート・セール。
もしこういうサインを見かけたら、立ち寄ってみて下さい。


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January 14, 2017

エステート・セールでお宝を見つけよう!

今日近所をドライブ中に「Estate Sale!!」のサインを見かけたので、進路変更して立ち寄ってみました。「エステート・セール」て馴染みのない言葉だと思いますが、「住宅を公開して、不動産や家財道具など故人の遺品を売ること」です。

今日訪れたのは敷地内に3つの建物があり、合わせて5ベッドルーム、5バスルーム、4つの暖炉があるとっても大きな家でした。家の広さは135坪、敷地面積は735坪。建築されたのは1911年で、これまで三世代に渡り住んでこられたそうです。

広大な敷地の中に3つの建物。今回開放したのは右上の母屋

こちらが母屋。長~いドライブウエイにはあらゆる品々が

「家が大きいほど価値の高いものが見つかるかも」という自然の法則で、家の前の小さな道は先客の車でいっぱい。庭も家も”お宝探しの人たち”であふれてました。


広いだけじゃなく、家から海も見えます。黄色いテントは会計所

自転車や鉢植えも for Sale

九谷焼のお皿、ダイニングテーブルセット、Bone China のティーセット、銀の水差し

九谷焼の獅子舞、イタリア製ビンテージ・ワイン・デカンタ、Harmony Monterey のヴィンテージ・ギター、Eastlake Sideboard(1890's 製、$850)

個人的にとっても気に入ったアンティーク・オーブン

日本では、故人の遺品は家族・親戚で分けるもの。また買う方も、面識のない人の遺品を使うことに抵抗があると思います。ところがアメリカでは、相続した人が使いたい物以外はエステート・セールなどで売って現金化するのが一般的です。

エステート・セールは一般客やコレクター以外に、アンティーク・ディーラーも足を運びます。富裕層エリアのエステート・セールで手に入りにくいヴィンテージやアンティークを仕入れて、自分のお店で販売するためです。今回のお宅は、家の大きさもさながらご家族はワールド・トラベラーだったそうで、日本、中国、欧州、中東のヴィンテージやアンティークの品々がざっくざく、宝石など貴金属もたくさんあり、すごい賑わいでした。
(*ちなみにこのお家、家自体は約 $3.4 million で、買い手は決まったようです。)

さて、「そんなに賑わっていたら遺族だけでコントロールできるのか?」と思われるでしょうが、アメリカは何でもビジネスにする国ですから、ちゃんとエステート・セールの会社があるんですね。全部の遺品にプライス・タグをつけて陳列し、当日は部屋ごとに監視を置いて、会計までやってくれて、売り上げの何%かを受け取るというシステムです。

私も最初アメリカに来たとき、「故人の形見の品々を全部売り飛ばすなんて!?」と驚いたのですが、こちらの生活に慣れてくると、とても合理的なシステムだと思うようになりました。第一、現代人はモノを持ちすぎですから、そのうえ遺品を全部引き継いだら、ますますモノに埋もれて暮らすことになってしまいますよね。

サンディエゴを訪れる予定の方で、エステート・セールに行ってみたい方は、どうぞ右のメイル・アドレスまでご相談ください。

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January 12, 2017

Swami's Cafe @ポイントロマ

今日はあいにくの雨で、空も海もグレーのサンディエゴです。
そこへ同じくグレーのネイビー船がサンディエゴ湾に入ってきました。


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サンディエゴの北、Pacific Coast Highwayを北上し、エンシニータスに入ると海側に白とゴールドのテンプルが出現します。そこだけ急にインドの雰囲気になるんですが、それが"Self-Realization Fellowship"のGolden Lotus Tower、通称「ヨガナンダ」です。



そして、このタワーの向かい側に、ベジタリアンやサーファー、ヨギーで賑わうSwami's Cafe (スワミズ・カフェ)があります。 


ここはパティオ席がたくさんあって、海の香りを感じながらヘルシーな食事が楽しめます。
ちなみに、"Swami" は「ヒンズー教の学者や宗教家の尊称」。また、このテンプルの下には有名なサーフ・ポイント"Swami's" があります。

”Swami's Cafe=エンシニータス”でしたが、先週末スポーツ・アリーナの近くで同じロゴを発見。そこもSwami's Cafeでしたが、モールの中にあって、こぎれいで、店内広く、雰囲気は全然違いました。1年ほど前にオープンしたようです。



約10種類から選べるコーヒー。レフィルもご自由に

今回トライしてみたインディアン・カレーと玄米(左)、マッシュルーム・オムレツ

店内は若者が圧倒的に多く、サーバーの人たちもフレンドリーでわいわいした雰囲気です。メニューにはグルテン・フリーのパン、豆腐炒め、アサイボウル、スムーシーズ、絞りたてのジュースなどもあり、ヘルシー志向の方にお勧めです。今回行ったポイントロマ店はディナー営業もしています。

Swami's Cafe, Point Loma
3924 W. Point Loma Blvd., San Diego, CA 92110

Swami's Cafe

Swami's Cafeは、北はカールスバッドから南はノースパークまで9店舗も出来ていました。「アメリカの食事=肉ばっかりで高カロリー」というのは一昔前のお話。特にカリフォルニアやニューヨークでは、グルテン・フリーやオーガニック食材使用などヘルシーな食事を推奨・実践する人は増加傾向にあり、それに伴い”ヘルシー”を謳ったレストランもどんどん増えてきています。

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